2017-07-12

ゆきの美人

秋田醸造 秋田県秋田市






ゆきの美人 純米吟醸 雄町 六号酵母

この酒を選んだ動機はただひとつ、六号酵母だという事。
六号酵母とは、同県の新政酒造が起源だそうだ。


以下、新政のHPから引用>>> 
明治39年に発見された「きょうかい1号」は、灘の「櫻 正宗」のもろみより採取されました。2号は京都・伏見の「月桂冠」です。

 大正に入ると、長く続いた灘・伏見の一強時代は終わりを告げます。
「軟水醸造法」を確立した広島県が新たな銘醸地として名乗りを上げたのです。
同県からは「酔心酒造」にて3号酵母、また採取蔵不明ながら4号酵母、さらには5号酵母が「賀茂鶴酒造」から採取されました。
 このように、常に日本酒の歴史は西日本を中心に動いていました。
そもそも、日本酒誕生から長い間、常に「酒どころ」とは西日本であったのです。
日本酒は奈良で土台が築かれ、京都においてより洗練され、兵庫・灘でその製法に一応の完成を見たものといえます。
このように、6号酵母誕生以前はむしろ銘醸地は南下していたくらいだったのです。
 ところが昭和5年、摂氏10度以下という極低温でも 楽々と発酵を完遂する新酵母が東北の最果てからあらわれたことは、驚きをもって迎えられました。
これがはじめての寒冷地酵母「きょうかい6号」です。
 6号は昭和10年に販売されるや、酒造業界を席巻し、それ以前のきょうかい酵母は必然的に注文が途絶えてしまい、ほどなく1~5号酵母の頒布は中止に追い込まれました。
こうして6号という低温耐性酵母の誕生以降、雪深い寒冷地でも、安定して高級酒造りが可能となり、必然的に銘醸地の構造が変化してしまいました。
いまとなっては酒どころとして誰もが疑わない東北や北陸、信州が名乗りを上げる土壌がここに築かれたといえます。

勉強になりますなー。

ところでこの酒はどうだったか。

封を開けるとジュボッっていう音と共に、フルーティーな良い香りが鼻腔をくすぐる。
ほんのりと黄色、口に含むとジュワッと旨味。旨いうまい!ゆっくりと腹まで届く。
一升瓶3240円 税込なら文句の付けようがありません。☆☆☆☆☆



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